パニック障害に悩む人の適切なカフェインとの付き合い方

カフェイン

カフェインはパニック発作を引き起こす物質なので、パニック障害の人は気をつけなければいけないと言われています。

 

普段の食卓でカフェインはとても身近な存在で、たとえばコーヒーには沢山含まれていますが、パニック障害の人はどのように付き合っていけばいいのでしょう。

 

また、紅茶にはコーヒーよりもさらに多くカフェインが含まれているので、できるだけ控えた方がいいのか気になりますよね。

 

コーヒー5杯分のカフェインで全体の約7割が発作を引き起こす

 

これまでのデータでも実証されているように、パニック障害の人がコーヒーを飲んだ場合、その後にパニック発作を引き起こす確率は高く、全体の2割程度の人が実感しています。

 

カフェインをパニック障害の人が摂ると、不安感や不快な症状を引き起こす傾向にあり、実際、多くの人がそうした症状を体験しているようです。

 

驚くべきなのは、コーヒー5杯分のカフェインを摂取すると、全体の約7割もの人が発作を起こしていることです。

 

なぜこのようなことが起こるのかというと、カフェインには脳内にある神経伝達物質の働きを邪魔する作用があるからで、そのことで発作を引き起こしやすくします。

 

パニック発作を引き起こすのはノルアドレナリンが関係しているのですが、アデノシンという神経伝達物質がノルアドレナリンにストップをかける役割を果たしています。

 

カフェインを摂るとノルアドレナリンにストップをかけるアデノシンの働きが阻害されてしまうので、暴走してしまうのです。

 

カフェイン含有量が低いエスプレッソやインスタントコーヒーがオススメ

 

パニック障害の人がカフェインを摂取すると、乳酸や血糖が増加することで発作を引き起こしやすくなるので、コーヒーの摂取はできるだけ控えた方がよさそうです。

 

コーヒーを飲むとカフェインがノルアドレナリンを促すことになり、アデノシンA1受容体を遮断するので、パニック障害の患者にはオススメできません。

 

どうしてもコーヒーを飲みたければ、比較的カフェイン含有量が低いエスプレッソやインスタントコーヒーを飲むと良いでしょう。

 

ただし、量にはやはり注意が必要で、1日に何杯もがぶ飲みしていると、発作の引き金の元になります。

 

カフェイン含有量については、コーヒーよりも紅茶の方が高いのですが、カップー杯分に使う量が少ないので、飲んでも発作は起きにくいようですね。

 

実は豆の段階でのカフェイン含有率はコーヒーの場合、低いのですが、使用量が多いのでどうしても発作が出る確率が高くなってしまうのです。

 

覚醒作用と栄養素を分解することも関係

 

カフェインがパニック障害の人に対して発作を引き起こしやすくするのは、覚醒作用も関係していて、血圧や心拍数を上げる働きがあります。

 

血圧や心拍数が上がると体は興奮状態になり、結果的にパニック発作が起こりやすい状況を作ってしまうのです。

 

また、カフェインを摂るとビタミンやミネラルなどの栄養素が分解されてしまうことになるので、そのことも発作をより引き起こしやすくしていると言えます。

 

  • コーヒー
  • 紅茶
  • ココア
  • ウーロン茶
  • 緑茶
  • 玄米茶
  • 抹茶
  • ほうじ茶

などは普段からできるだけ控えるよう心がけ、栄養ドリンクにも注意が必要です。
栄養ドリンクにはカフェインが入っている物が多いので、飲む場合はノンカフェインタイプを選びましょう。

 

また、食べ物ではチョコレートやココアパウダー入りのお菓子にはカフェインが比較的多く含まれているので、普段の生活の中で摂り過ぎには注意が必要ですよ。

 

まとめ

 

パニック障害の人はカフェインを摂ると発作を引き起こしやすくなるので、特にコーヒーには気をつけないといけません。

 

コーヒー5杯分のカフェインで約7割が発作を引き起こすというデータがあるので、できるだけ控えることですね。

 

カフェインが発作を誘発するのは、神経伝達物質への影響があるからで、ノルアドレナリンの働きにストップをかけるアデノシンの働きが阻害されます。

 

また、覚醒作用や栄養素の分解も関係していて、パニック障害の人はカフェインに対して過剰に反応してしまうので、できるだけ摂らないようにしましょう。