薬を使わないパニック障害の治療方法である認知行動療法とは

認知行動療法

薬による治療のほか、パニック障害の治療には認知行動療法があり、患者にとても有効とされています。

 

まだまだ、どこの医療機関でも受け付けているわけではありませんが、期待できる効果は高く、心理学を用いた治療法になります。

 

ただ、一般の人にとってはどのようなものなのかわかり辛く、どのように利用していけばよいのかわかりにくいものです。
パニック障害に対する認知行動療法とは実際、どういったものなのでしょう。

 

認知療法と行動療法を組み合わせたもの

 

認知療法と行動療法はそれぞれ別々に発展してきたものですが、それを組み合わせたのが認知行動療法になります。

 

かたよった思考パターンを正していくのが認知療法なので不安や恐怖が中心となって起こるパニック障害に効果的で、恐怖症などに対する心理療法として優れています。

 

行動療法は、誤った学習を少しずつ是正していく効果があり、いわゆる暴露療法と呼ばれているものです。

 

認知行動療法は、簡単に言うと心の力を育てる精神療法であり、実践することで困難に直面した時でも乗り越えることができる力を養うことができます。

 

薬を使わない認知行動療法は、副作用によって体の不調に悩まされることがないのが良いところで、薬をやめた時の再発の心配がありません。

 

また、考え方を変えることができる療法なので、パニック障害の根本原因を解決することができ、治療後、日常生活に取り入れることで再発予防の効果も期待することができますよ。

 

薬物療法と同等の効果がある

 

パニック障害に認知行動療法が効果的なのは、パニック発作がどのような生活状況と身体感覚からやってくるのかを自身でしっかり学ぶことができるからです。

 

このことで発作をコントロールできるようになる効果が得られ、パニック障害患者が持つ特有の認知感覚を改善することができます。

 

普通に生じる出来事に対して、パニック障害患者は過度に反応する傾向にあり、最終的に自らを死に至らしめるほどの最悪の事態であると誤認して処理する特徴があります。

 

認知行動療法は、パニック発作から来る危険信号の誤った学習を是正する効果があり、不安そのものが危険である不安感受性を除去しながら、認知の修正を狙うことができるのです。

 

こうした効果が得られることから、認知行動療法がパニック障害の治療法として用いられるようになったわけで、不安やパニックに陥るのを解消することが可能です。

 

薬物療法と同等の効果があるとして、今、認知行動療法は注目されています。

 

専門医と連携を図りながら根気よく取り組む

 

優れた精神療法として認知行動療法が評価されているのは、治療期間が比較的短期で済むからで、治癒率もそれなりに高いです。

 

また、再発率が他の治療法と比べて低く、患者にとっても理解が得られやすい治療法なので、取り組みやすいメリットがあります。

 

薬物療法と併用すれば、より大きな効果を期待することができ、ストレスを減らしながら、心の負担を軽くしていくことができます。

 

ただ注意が必要なのは、根気が必要なところで、自分自身としっかり向き合い、様々な感情を再認知しながら治療に当たって行くことが重要です。

 

自分自身と向き合わなければならない治療法なので、過去の辛い記憶を辿る必要があり、患者にとって辛い記憶を思い出すことも必要になります。

 

また、認知行動療法の治療に取り組む時は、内面を支えてくれる存在が必須なので、専門医と密接に連携を取りながら、しっかり時間をかけて進めていくことが大事です。

 

まとめ

 

薬を使わないパニック障害の治療法として注目されているのが認知行動療法で、認知療法と行動療法を組み合わせたものです。

 

心の力を育てる精神療法なのでパニック障害の治療に効果的で、過度に反応しやすい誤った認知感覚を修正しながら、パニック発作をコントロールしていきます。

 

治療期間が比較的短期で済み、治癒率も高く、再発率が他の治療法よりも低いのが認知行動療法の大きな魅力で、患者にとっても取り組みやすい方法です。

 

ただし、治療の際は根気が必要で、専門医と連携を取りながら、自分自身としっかり向き合っていく必要があります。