家族や知人にパニック障害の人がいる場合の心構えについて

家族

パニック障害は心の病なので、周りにいる人はできるだけ理解を示しながら接していく必要があります。

 

治療していく場合、周囲の人の支えはとても大事で、家族や知人の正しい理解と協力的な接し方こそがパニック障害の改善には欠かせないと言われています。

 

病気に対する理解と知識を深めながら、正しい対応やケアをしていく必要があるわけですが、パニック障害に対して、家族や知人はどのような心構えを持つべきなのでしょう。

 

パニック障害という病の存在を認める

 

パニック障害が理解を得にくいのは、周りから見るとわかりにくい病だからで、明確な身体的症状が見受けられないことから、仮病の疑念が持ち上がります。

 

しかし、こうした周りの考え方が患者の心を傷つけ、症状をより悪化させることにつながるので、まずはパニック障害という病の存在を認めてあげることが大事です。

 

家族や知人がパニック障害になった場合、大切なのは周囲の人が、この病気に対する理解を示すことであり、辛く重大な病気であることを正しく認識する必要があります。

 

正しく認識しないと、単に精神的に弱いからだとか、怠けているに過ぎないなど、間違った判断をしてしまう可能性があり、そのことが患者を追い詰めることになりかねません。

 

そうならないようにするには、周りの人はまずパニック障害という病気をよく知るようにし、患者に対して1人ではないことを教えてあげることです。
何かあっても助けてくれる人がいるという安心感を与えることが何より重要なのです。

 

普通に接しながら自然に寄り添う

 

基本的にパニック障害の患者との接し方については、いつも通りで特に問題はなく、むしろ過度に神経質になるよりは、普段通りに自然に接する方が良いです。

 

精神的な病を抱えた患者と接する場合、よくあるのが気を遣いすぎることで、患者の気持ちを傷つけないよう腫れものに触るように接する人がよくいます。

 

そうした接し方は、一見良いように感じるかもしれませんが、実は逆効果で、不自然な接し方はかえって患者の心に不安を生み出すことになり、卑屈にさせてしまうのです。

 

パニック障害の原因には、不安な気持ちが大きく関係しているので、少しでも不安を感じさせると症状の悪化につながります。

 

患者に対して安心を感じさせるためには、必要以上に気遣ったりするのはタブーで、自然に接するのが一番なのです。

 

一番患者が安心できるのは、いつも通りの家族や知人でいることなので、周りの人は、いつもと同じ雰囲気で接してあげましょう。

 

発作が起きた時の接し方を心得ておく

 

パニック障害の患者との接し方で大事なのは、パニック発作を起こした時、どのように接するかで、発作が起きると患者は不安になります。

 

発作が起きた時に一番不安を感じているのは患者自身なので、周囲の人は冷静になり、決して騒いだりしてはいけません。

 

不安を煽らないよう、周りの人はまず患者を楽な体勢にして、不安な気持ちを鎮めてあげることが大事です。

 

電車やバス、映画館やレストランなど、閉じ込められた空間の中でパニック障害は起こりやすいのですが、周囲の人は慌てないで冷静に対応してあげましょう。

 

パニック発作は不安が高まった時に生じやすいので、安心を感じさせてあげれば次第に落ち着いてきます。

 

この人がそばにいれば大丈夫だと患者に安心させるよう、パニック発作を起こした時は、そばにいるから安心していいよと、優しく声をかけてあげることが大切ですよ。

 

パニック発作が起きた時は、人の少ない場所に運び、ゆっくり呼吸するようアドバイスしてあげましょう。

 

まとめ

 

パニック障害の患者に対しては、まず家族や知人はこの病気に対して理解を示してあげることが大事で、辛く重大な病であることを正しく認識することです。

 

そしてその上で患者には普通に接することが重要で、安心感を抱かせるには必要以上に気遣うのではなく、周りはいつも通りの人でいることが大切なのです。

 

パニック発作が起きた場合は、周囲の人はまず患者に楽な体勢を取らせ、不安な気持ちを鎮めてあげましょう。

 

慌てないで冷静に対応し、優しく声をかけて安心を感じさせてあげれば、患者は次第に落ち着きを取り戻します。