パニック障害の発作からの上手な逃げ方とは?逃げ場の探し方

逃げる

パニック障害で発作が起きる場合、なぜ発作が起きるのかを考えることはとても大事なことで、パニック発作は一種の恐慌状態です。

 

何がそんなに怖いのかを考察することは、パニック障害の発作を克服するための1つの方法であり、発作は特定の場所で起きやすい傾向にあります。

 

最初に起こした時のキッカケは何だったのかを探ることで、特定の場所をマークすることができ、そこから上手く逃げることで解消できるかもしれません。

 

初期段階なら逃げることも悪くない

 

パニック障害になると広場恐怖により、特定の場所に行くことが怖くなり、そこから逃げ出して助けが得られなさそうな場所に行かないよう心理が働きます。

 

その場所に行ったら発作が起きるかもしれない、逃げ場のない所で発作が起きてしまったらどうしようという恐怖心から、特定の場所を避けるようになるのが広場恐怖です。

 

特定の場所というのは、

  • 映画館
  • 美容院
  • 電車
  • 飛行機
  • エレベーター
  • 歯医者
  • スーパー

などで、初期段階ではこれらの場所を回避して逃げ場を作ることも大事です。

 

パニック障害に疾患すると色々な苦手な場所ができますが、逃げたくてもすぐに逃げることができない場所は沢山あります。

 

実際、パニック障害の人の4分の3は広場恐怖を発症しているので、罹患率は極めて高く、やはり不調の時は上手な逃げ方と逃げ場の探し方が大事になってきます。

 

不安な場所を避けることで、ある程度、パニック障害の症状を緩和することは可能です。

 

それぞれの場所で逃げ方を考慮しておく

 

広いショッピングモールなど人がたくさん集まる場所やトンネル、映画館、高速道路、途中で止まれないバスや電車などの逃げ場のない場所は、パニック障害患者には苦痛です。

 

そうした場所でパニック発作が起きると、徐々にその場所を避けてしまうことになりますが、上手な逃げ方を心得ておけば安心できます

 

たとえば映画館なら、非難出入口に近い通路側の席を予約しておくと良く、パニック発作が起きてもすぐに行動できるので安心です。

 

電車に乗る時は、停車までの時間が短い各駅停車の電車に乗るようにし、特急や新幹線にどうしても乗る必要がある時は、乗務員室が近い車両に乗るようにします。

 

そうすれば、パニック発作が起きても素早く乗務員に助けを求めることが可能です。

 

車の場合は、高速道路を避けて一般道で移動するよう心掛け、迂回の道を使用しながらトンネルなどは回避し、運転を交代してもらえるよう家族や友人に乗車してもらいます。

 

逃げるだけでは根本解決にはならない

 

パニック障害の発作に対しては、予期不安を解消することがとても大事なので、逃げ場のないような場所に行くことを避けることは時には必要です。

 

発作を他人や大勢の人に見られると、より大きな不安や恐怖を生み出すことになるので、逃げ場を探すことは1つの手立てになります。

 

しかし、不安からくる発作は不安を感じなければ起きることはないわけで、そういう意味では、自ら作り出しているとも言えなくもありません。

 

そのため、パニック障害を改善させるには、特定の場所を避けるだけでは克服することは難しいです。

 

苦手な場所から逃げて発作を回避できたとしても、それをし続けると、苦手な場所に全く行けなくなる可能性があります

 

それでは社会復帰できなくなるので、逃げたいと思ってもできる限り逃げないようにし、少しずつ行動範囲を広げていくことが大事ですよ。

 

最初は不安かもしれませんが、挑戦し続けることで不安はやがて自信に変わっていくとことでしょう。

 

まとめ

 

パニック障害で発作が起きるのは、特定の場所との関連性が強く、逃げ場のない場所で発作が起きる恐怖心から、その場所を避けるようになる広場恐怖があります。

 

初期の段階においては特定の場所から逃げるのも1つの方法で、また、それぞれの場所においてある程度、上手な逃げ方を構築しておけば落ち着いて行動ができるでしょう。

 

ただ、逃げ場を探し続けるのは根本解決にはならず、社会復帰のためには苦手な場所に行くことも大切なことなので、少しずつでもいいので行動範囲を広げて克服していきましょう。