パニック障害からうつ病に進行してしまうメカニズムとは

うつ病

パニック障害は非常にやっかいな病で、突然発作が起きるので社会生活を脅かすことになります。

 

基本的に、パニック障害はまじめで几帳面な人がなりやすいと言われていて、うつ病患者になりやすい人の特徴に重なるものがあります。

 

精神疾患の中の不安障害の中に位置づけられるのがパニック障害なので、同じ精神疾患であるうつ病との関連性は深く、パニック障害からうつ病に進行する可能性は高いのです。

 

セロトニンの分泌異常という共通原因

 

パニック障害になると手足が震えたり、冷や汗が出たり、激しい動悸を伴うなど、パニック発作を引き起こすことが多いです。

 

そしてパニック発作は不規則に繰り返されることになるので、また発作が出るのではないかと不安になり、やがて外出することが困難になります。

 

外出することができなくなると1人で自由に行動することができなくなるので、精神的に不安定になり、うつ病に発展しやすいと言われています。

 

うつ病とパニック障害には共通点があり、精神を落ち着かせる神経伝達物質のセロトニンの分泌異常がどちらの原因にも関与していて、分泌不足で引き起こされます。

 

セロトニンは精神安定剤の役割をはたしているので不足すると脳は平常心を保てなくなり、心身が緊張して集中力が欠如することで、うつ病やパニック障害になりやすいのです。

 

パニック障害からうつ病に進行しやすいのは、こうしたメカニズムがあるからですね。

 

パニック障害のストレスからうつ病に

 

うつ病がパニック障害から引き起こされやすいのは、セロトニンの分泌異常が関係していますが、それだけではなく、パニック障害によるストレスも関係しています。

 

パニック障害のストレスからうつ病に進行する可能性は高く、特有の症状である予期不安や広場恐怖には大きなストレスがかかります。

 

1人で外出できなくなるとひきこもりがちになるので、そのことでストレスが蓄積され、結果的にうつ病を発症しやすくなるのです。

 

ひきこもりで社会的に孤立すると経済的にも苦しくなるので、より一層ネガティブな思考を益々生むことなり、ストレスを蓄積して、うつ病を併発します。

 

パニック障害からうつ病になった場合の特徴

 

パニック障害から進行するうつ病は、二次的うつと言われていて、普段は気分のふさぎ込みや、集中力や意欲の低下などの抑うつ症状は出ません。

 

しかし、一度悪いことが起こると激しい抑うつ症状が表れやすく、急に体調が悪くなるのが特徴です。

 

うつ病に進行させないよう異変を感じたら早めに受診する

 

パニック障害とうつ病は別の病気なのですが、パニック障害からうつ病に発展する可能性は高く、逆の進行もあります。

 

うつ病がパニック障害から進行しやすいのは、パニック発作がいつ起きるか常に不安になるからで、神経過敏になって精神に異常をきたすからです。

 

普段なら気にしない些細なことにも反応するようになり、悲観的な妄想を抱くようになることで精神的不安が続き、結果的にうつ病を併発してしまうのです。

 

パニック障害が進行するとうつ病を併発しやすいのですが、実際、そうなってしまうと抑うつ状態が強くなり、症状が慢性化しやすいので注意しないといけません。

 

パニック障害は、少しずつ障害が広がっていく病なので、早期発見で治療すれば短期間で回復する可能性が高いです。

 

不安や恐怖心など少しでも異変を感じたら、パニック障害を疑って早めに精神科に行くようにし、うつ病にならないように対処していきましょう。

 

まとめ

 

パニック障害とうつ病には共通点があり、どちらも精神安定作用のある神経伝達物質成分の分泌異常が関与していて、原因はセロトニンの分泌不足です。

 

セロトニンが不足すると緊張しやすくなって集中力を欠くことになり、パニック障害のストレスからもうつ病に進行する可能性は高いです。

 

パニック障害から進行するうつ病は二次的うつと呼ばれるものになるのですが、一度良くないことが起こってしまうと激しい抑うつ症状を伴いやすく、慢性化しやすい傾向にあります。

 

そのため、パニック障害からうつ病に進行しないよう、少しでも不安を感じたら、精神科を受診するようにしましょう。