パニック障害とよく似た病気とは?誤診も多い症状について

診察する医師

パニック障害と言えば、身体的精神的に色々な症状が出る病なので、診断の難しい病気と言われていて判断が難しいです。

 

通常、パニック障害を診断する場合、最初は内科で検査をし、体に異常がなければ精神科や心療内科で検査を受けるわけですが、それでも誤診があると言います。

 

他の病気と誤診される可能性が高いのは、パニック障害とよく似た病気があるからですが、誤診されやすい病気にはどのようなものがあるのでしょう。

 

適応障害は間違われやすい

 

パニック障害とよく似た病気で代表的なものに適応障害があり、誤診が多いのは動悸やめまいなどの同じような症状が出るからです。

 

体の症状が似ているので混同しやすい傾向にあり、共通する部分が多いので誤診されやすいわけですが、パニック障害と違うのは、適応障害の場合、パニック発作が起こりません。

 

適応障害はパニック障害と同じように、動悸やめまいなどの症状が出るものの発作は起こらないという特徴があり、ストレスの原因がなくなると症状は改善します。

 

そういう意味では適応障害はわかりやすい病で、パニック障害の場合、発症するとストレスの原因が消えたとしてもすぐに改善することはないです。

 

また、適応障害は特定の場所で症状があらわれる傾向にありますが、パニック障害は場所や状況に関係なく症状があらわれます。

 

原因がはっきりしたものから症状が出るのが適応障害で、パニック障害は不安障害の1つとして様々な症状が出現します。

 

メニエール病も症状が似ている

 

回転するような感覚になって人の声が聞き取りにくい症状が出るメニエール病もパニック障害とよく似た病気で、誤診されやすいです。

 

めまいや難聴、耳鳴りなどの症状が段階的にあらわれるのがメニエール病なので、パニック障害と間違われやすく、吐き気などの自律神経症状を伴うこともよくあります。

 

メニエール病で生じるめまいや冷や汗、吐き気、耳鳴りなどの症状は、パニック障害の症状でもよく見受けられるので誤診されやすいのですが、決定的に違うのは原因です。

 

パニック障害の原因が精神的なものであるのに対し、メニエール病の場合は耳の異常が原因で発症します。

 

内耳の中のリンパ液の増加によって内耳が圧迫されることが原因でメニエール病は起こりますが、パニック障害の場合、耳そのものに異常はないです。

 

突然の発作が起きる点において、メニエール病とパニック障害はよく似ている病ではありますが、よく観察すると原因や症状は異なります。

 

共通点が多い過敏性腸症候群

 

過敏性腸症候群もパニック症候群と間違われやすい病の1つで、共通点の多いよく似た病気です。

 

どちらの原因もストレスが関係していて、自律神経のバランスが崩れることで発症する共通項があり、いずれも予期不安を生じます。

 

仕事が辛くて会社に行くことを想像するだけで腹痛や下痢を伴うのが過敏性腸症候群で、予期不安を感じてある場面になると症状が出てきます。

 

こうしたことはパニック障害でも同じようなことが言え、特定の場所や人がたくさんいる場所に向かうだけでもパニック発作が起きてしまいます。

 

現実に起きていることと想像していることの区別がつかなくなり、過敏性腸症候群もパニック症候群もストレスが原因で予期不安があるので、誤診されやすいのです。

 

パニック障害の場合、発作が起きた時に死を意識するので、緊迫性という意味では異なる点があるのですが、同じ原因なので両者は併発する危険性が高いです。

 

まとめ

 

パニック障害であらわれる症状は多岐に渡るので、他の病気と混同することが多く、誤診されやすい病でもあります。

 

よく似た病気には、適応障害やメニエール病、過敏性腸症候群などがあり、いずれも露呈する症状がパニック障害と酷似しているので間違われやすいです。

 

症状は似ているものの原因はそれぞれで違うので、詳しく検査をすればある程度は判断できるのですが、それでも誤診する可能性はあるでしょう。

 

特に過敏性腸症候群の場合、共通点が多く、同じ原因なので併発する危険性が高いです。